20代で得た知見/F

この本の感想を文章にするのはすごく難しそう。

″いつか別れる。でもそれは今日ではない″と同じ著者さん。

2ページ読んで同じ人かもってすぐわかったから、相当私の好きな文章と言うか書き方なんだろうと思う。言葉で説明しにくいし、合ってるかわからないけど、私はこの人が吐くように書く文章が好きなんだと思う。

″いつか別れる。でもそれは今日ではない″のタイトルは私がいつも思ってたことで、″あなたとは結婚するつもりがないからいつか別れるの。でもそれは今日ではない。だって私は心の準備がまだできてないもの。″って、解釈していたし、そう言う意味だと思ってた。それ以外の解釈が私にはなかった。でも、同じ本を読んだ友人のひとりが真逆の解釈をしていてすごいと思った。彼の恋愛の仕方を私はいつも尊敬する。考え方も。私にはどうしてもできないことを彼は簡単にやってのける気がするし、昔からたくさん話して教えてもらっているはずなのに私は未だに全然だめ。

私は私に興味を持ってくれる人のことを好きになるし、追いかけてくれる人が好き。そしてそれはずっと変わらないし、これからも変わらないんじゃないだろうかと思う。私はそれが幸せ。

この本は気に入るというか、心臓にズン。とくる文章が多すぎて書き出すことは不可能。でもひとつだけ。

「精神が不安定になるのは仕方ないし、それは俺も同じだから今から一緒に花火でも振り回しながら海にでも突っ込もうぜ」と言ってくれる人と長い間一緒に過ごして、別れて、その幸せな思い出を持ったまま、「精神が安定する方法を幾つか知っておいて。それを恋人に教えてあげられる人になった方がいい」と言う人のお嫁さんになりたいと思う私はとんでもないわがままなのかもしれないけど、人間なんてみんなそんなもので、なんならその精神両方を持ち合わせてる人が良いしそんな人となら家族になれるかもしれない。

高望みと思われるかもしれないけど、私も相手の人にそれぐらい何か与えられる物があれば良いわけで、今までの私の選択は間違ってなかったと思う。絶対。

この本を書いてる人はやっぱり女性なんじゃないかと思う。″いつか別れる。でもそれは今日ではない″は何年も前に読んだ本だけど、今なら感想が変わってるかしれないからもう一回読みたい。

あのタイトルの私の解釈が間違っていたとは思わないけど、違う解釈ができるようになりたいと思う。できるだけ早く。傷つかない覚悟みたいな、予防線みたいな、そういうことだけ完璧に今までしてきたから、実際それで平気な部分もあったし、でもやっぱり傷つく覚悟で恋愛してる人はすごい。

私には今までずっとできなかったことで、でも今はちょっとずつできてるかわからないけど、できるようには努力している。頑張っている。でもすごく難しいから少し助けてもらいたい。


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